●状況報告その3
昨日の午後に妻の両親が家に到着、話し合いの末三年と言う期限付きで、一応再構築の方針は定まった。
無論義両親からは破格の示談金の提示が有ったからなのだが、妻の実家は会社は長男夫婦が相続している為、今更妻を返却されても困るのが本音だ。
それに金曜日の夜と土曜日午後の話し合いの中で、間男上司の思惑も透けて見えて来たのも再構築の理由となった。
間男上司は長年に渡ってどうやら妻に気が有ったのが分かったから。
取り敢えず妻には幾つかのペナルティーを化した。
GPSアプリで常に居場所を把握させる、
メールで一時間に一回は定時連絡を入れる、
早急に間男上司の下から離れる、
仕事以外で男との不用意な接触会話は禁止、
私以外との飲酒は禁止、
残業と出張は極力しない、
する必要が有る場合は必ず私の許可を得る、
妻の給与・所得・カード・貯金・保険類の金銭管理は私に一元させる、
休日は私と常に一緒に居る事、
妻の再就職先を早急に私が探す事、
これで一応の合意を見た。法的拘束力を持たせる為に、妻の父が早急に弁護士を手配をして念書と誓約書を用意すると約束。
午後の話し合いが終わった後は全員で外食&買い物、私は余り気乗りがしなかったのだが「兎に角子供達を安心させろ!」父に言われ、渋々と外食と買い物に付き合う。
妻の終始私への顔色伺いに私の苛立ちは収まらない。外食と子供達への買い物が終わり義両親が帰ると、今度は母が「夫婦二人できちんと話し合いなさい」と言って、子供達を連れて先に家路に着いた。
残された私達二人は暫し無言、妻は苛立つ私に怯えて俯くだけ、私はやり場の無い感情妻にぶつけたくなり、妻の手を取っ手ラブホに直行。
そして今に至る。
妻はベッドで寝ては居るが、多分起きているだろう。私の様子を伺っているのが、気配から丸分かりだ。
一応は再構築の方針なのは確かだが、余り自信が無いのが本音。理由は妻がお調子者で行動が軽過ぎるのが理由。
妻の浮気が発覚をするまでは、妻のそんな一面も可愛いと思ったいたのだが・・・
もしかしたら私は自分の詰まらないプライドから、判断を誤ったのかもしれない。
しかし女の浮気は、いきなり起きて始まる物なんだなと思い知らされた。