>>367

その日はもう大丈夫だから気にしないでという嫁の超絶優しい心づかいで事なきを得た。実際はもう関わりたくないから喋りかけないでということだったらしい。辛いね。

そして嫁と前田が帰った後、クロちゃんと懲りずに再びスライダーの練習。この後コツを掴み少し曲がる程度のスライダーを取得した。


そして次の日、2日連続で休むのはいかがなものかと思い部活動に参加。

しかしこの日は謎の講演会が行われるため我ら卓球部の使用してた体育館は使えず軽いミーティングのみで終わる。

帰ろうとした時校門でばったり嫁と遭遇した。


俺「あっ……えっと……昨日はごめん。もう痛みは大丈夫?」

嫁「もういいよ、気にしてないし。湿布を貼ってるからマシだけどちょっと痛いかな」

俺「じゃあさ、俺の自転車のカゴに荷物入れなよ。駅まで持っていくよ。」


これ以上この子に嫌われると前田にどんな愚痴を言われるかわからないと恐れた俺の申し出に嫁は気にしてないって言ってるのにーと笑いつつ応じてくれた。

最初はこの日だけかなと思っていたが駅まで歩いてる時に色々話していると嫁と俺は同じアーティストが好きで、さらに嫁はプロ野球が好きなことが判明。しかも地元ではない球団なのに同じ球団が好きという偶然の重なりが起き、気がつけば駅前で暗くなるまで話していた。