名前:名無しさん@恐縮です@無断転載は禁止[sage] 投稿日:2017/09/24(日) 22:40:22.30 ID:FWu1AvSa0
駅前のコンビニでバイトしてたハタチくらいの清楚な娘。
彼女に会いたくて、俺は毎日コンビニに通ってた。
代アニ生の俺は金が無いから、買うのはいつも缶コーヒー1本。
「袋にお入れしますか」
「そのままでいいです」
コミュニケーションは何時もその会話だけだったけど、俺にとって何より大事な時間だった。

なのにその夏の終わり。彼女は突然髪を茶髪にし、化粧をしてレジ打ちをしていた。
俺の中で何かが壊れた。

「そのままがいいって何度も言ったじゃねーかよ!!」
叫びながらコンビニ中の棚を倒して回る俺。泣き叫ぶ彼女。そして聞こえてくるパトカーのサイレン。

今でも思い出す。5年前、36歳の夏の日。
あれ以来、恋はしていない。