>>568
続き

ある日のこと。
嫁の休みと、俺の休みが、重なることが、判明した週が、俺の誕生日を含む週であることに気づいた嫁。
俺が昼飯を喰っているタイミングで、メールを送ってきた。
「今度の一緒の休みに、俺さんの部屋でお祝いしようよ。誕生日の。お酒は私が選ぶから買わなくて良いからね。おつまみのチョイスは任せる!でも、この間のチーズのやつは必須で(^-^)」
とか、書いてあって、確かにアレは外せないとか、他愛のないやり取りが楽しかったのを覚えている。

そんなこんなで、二人の休みの日の前日、定時にあがれた俺は、乾きもの系のつまみをあらかじめ買っておこうと、自宅近所のスーパーに寄っていた。
すると、嫁から着信。
barの開店前のこんな時間に、珍しいなと思いながら電話に出ると、
「今日、日付変わる前にあがれることになったから、部屋に行っちゃってもいい?」とのものだった。
なんでも、一緒に働くスタッフの友人が日付が変わる頃の時間にbarに来ることになり、そのスタッフと勤務時間を今日だけ、入れ替えたんだどの事。
俺、もちろん快諾。
嫁の好物の、オニオングラタンスープを作っておくことを伝えると、嫁のテンションあがったのが、声だけでわかった。

通話を終え、買い物もそこそこに帰宅。スープも出来上がり、バターライスも炊き上がって、後は嫁を待つばかりとなっていた。
俺「今日こそは関係を進展させるぞ!」と内心ドキドキしながらの待機。
こういうときって、時間メッチャ遅いのな、流れるの。
そこに嫁からのメールが届いた。