>>594
こんな境遇で気にもならないのは、
爺婆の歴史が影響していると思われ・・

爺(兄)は太平洋戦争開戦の頃婆(姉)と結婚して(昭和15年頃)、
軍医だった爺(兄)は戦地に行く事になり留守中に長男は生まれたが、
終戦後も10年近く行方不明だった。
婆(姉)は暫くは生還を信じて未亡人を守っていたが、
終戦の数年後爺(兄)の遺言に従って爺(弟)と再婚。

そんなカップルに長女・次女が生まれてから、
ひょっこり爺(兄)が帰国生還した。
(抑留中は身分を偽っていたとか)
抹消していた戸籍は復活させたが、
今度は父親二人と母親一人の生活が始まる。
人手は幾らあっても足りない時代だったから、
回りも不思議がる事も無く世の中は成長時期に。

たまたま爺(弟)に未亡人との再婚話が出て、
事情を話すと未亡人も生還帰国した旦那を無くして、
私には勿体無い位の話で私で良かったらと縁談が成立。

家が大きな旧家なので爺(兄・弟)と婆(姉・妹)の
2世帯と親・腹違いの子供達が入り乱れる賑やかな生活が始まった。
爺(兄)が戦前の西洋の生活を経験していて、
上流社会の緩い男女関係にも抵抗が無かったので、
遺伝子を交差させる関係がずっと続く事になる。

近所は都心への通勤圏となり、
屋敷の雑木林にアパートを建てたり後にはマンションを建てたり、
一家で不動産賃貸業を立ちあげてその管理と家賃で暮らす様になった。

家訓は「第1子は18歳までに、
男女関係で嫉妬と病気は持ち込むな」だけで、
自然に男女関係に心理的な制約が少なくて自由に交わる関係が歴史になり・・・