嫁が出かけると言うのでワクワクしていたら、
「お隣のお嬢さんを預かる事になったから頼むわね!」
と来やがった。
せっかく孤独の楽しみを謳歌しようと思っていたのに。

暫くして玄関がピンポーン、
高学年とJCの二人が立っていた。
最初はお絵描きそれから持ってきた絵本を読んでとせがむ。

それにも飽きたのかソファでスヤスヤ眠り始めた。
額に汗が見えて寝心地が悪そうな表情が見え始めた。

こっちがテレビをイヤホンでスポーツ観戦していたら、
いきなりがばっつと起きて「お風呂入りたい!」と、
二人して勝手知る様子でバスに行く。

手を出す事も無いなとテレビを見ていたら、
二人がタオルを手に生まれたままの恰好でリビングに戻って来た。
ソファにタオルを敷いてゴロンと汗が引くのを待ちながら、
「テレビの音、出して」と一緒にスポーツ観戦。

眼の端にチラチラ見える肌色が嫁の新婚の頃を思い出して、
眩しく見えて、
そんな私の気持ちも知らずにしどけない姿態の姉妹の
漂ってくる身体の香りに圧倒されそうで・・・

今度も預かってと言われたら、
快く引き受ける事としようと誓った。