嫁とお別れが近いので忘れないように思い出してみる

俺は親父の家庭菜園で嫁をゲットしたw

親父が趣味で作ってる野菜がいつも収穫時期になると半端ない量になるんで
俺が就職してからは食べきれない分を職場に持参してお裾分けしてた
いつもそれでも捌けないほどあるんで親父は時々お袋に叱られたりもしてたわ

ある年、よその支店から転勤してきた女子にはじめてお裾分けしたときのこと
その時トマトとピーマンと丸レタスときゅうりだったんだが
「こんなにいいんですか?これは貰いすぎですよねw えっ?まだいいんですか?」
てな感じで、他の人が持ち帰れない余りほとんどを彼女が貰っていった
袋に入りきらなくて最終的には俺が持ち込んだダンボごと引き取っていったんで俺びっくり
つい、「馬でも飼ってるの」とかわけわからん突っ込みをしてしまったが
彼女は屈託無く「自分で食べますよ。ダイスキなの」と笑って、俺はその「ダイスキ」にちょっとやられたw
それから毎度のお裾分けを彼女はいつも本当に喜んでくれた
俺はいつの間にか彼女を喜ばせるためにせっせと野菜を職場に持ち込む様になってた

彼女は「貰ってばかりでは悪いから」と言って、俺ん家の野菜で食事を振る舞ってくれるようになった
食卓の野菜率が半端ないw
たとえば大量のきゅうりは中華風のおつまみやらもろきゅうやら床漬けやらキムチやら
細い千切りが酢の物に入ってたり普通のサラダにものっかってたり酢豚にも入ってたりして
そして、どれもすごく美味かった。俺は柴漬けが家庭でできるって初めて知ったわw

彼女が食べる野菜の量もすごかった
ご飯は茶碗半分くらい、肉とか魚は小さいの1〜2切れくらいなのに
丸レタスの大葉を4〜5枚は当たり前に食べるしトマトは1人あたり2個の計算w
千切りキャベツのコールスローは1玉全部刻んでた奴も1食分w
ケンミンの焼きビーフン、俺は以前は1食2袋だったけど彼女が作ると具で腹がふくらむw
キャベツとピーマンと白ネギがうまいw 俺ネギ嫌いだったのにwww
冬は白菜と大根があると大根おろしの雪野原みたいな鍋が出てきて
鱈とか牡蠣とか入ってて美味くて激しく感動した。家では食ったことなかったし
大根を干して自家製の干し大根になったのもたくわんが自家製なのももう驚きの嵐だったよ