基本的な設計で注意するのは、梁のスパンと、組み方だと思う。

■梁の設計

1間(1820mm)飛ばすのと、3間飛ばすのでは、その上の梁に必要な太さが異なってくるので。
詳しくは、計算式で出す必要があるけど、基本的に飛ばす長さだけで梁の高さが決まるので、
難しくはないと思うよ。
実例表とかもあったと思うし。

■柱の設計

基本、910mm毎に柱を設置すればいいだけ。
柱は、最低□105mmあれば大丈夫でしょう。
できれば、□120mm以上で。(昔の安い建て売りだと□90mmのもあるけど)
あと、コストダウンのために部分的に柱のサイズを変える、という事はしない方が吉。
大して安くならないのに、内壁の取り付け等が、大変だったよ、、、orz
柱が揃っていた方が、構造用合板をベタ貼りして強度も上げられるしね。

それと、在来工法ならば筋交いが入るけど、通常の工務店やHM設計の家だと、
ここに30〜50mm厚くらいの薄い板を使う。コストダウンのため。
これで建築基準法は一応満たすんだけど、これ、できるだけ太くした方が良いと思う。
そして、入るところには全部入れた方が良い。
筋交いに太いのを使うのは、かなり耐震に効くんだよね。
平屋だからあんまり心配はないけど、この筋交いをケチるから地震で倒壊するわけで、
柱と同じサイズの筋交い入ってたらかなり丈夫になるから。
もちろん、施工時のZ金具等は全部ちゃんと入れて。

あと、初めてだと筋交いを3方向全部に入れるのを忘れがちなのでそれもご注意を。
特に水平方向の筋交いを忘れがちなんだよねー。

ツーバイの場合は、マニュアル通りでいいと思う。
構造用合板打ち付けるだけだしね。クギのピッチは守る&狭めに。

家全体にかかる金額の中で、木材費は一番需要なのにとても安価な項目だから、
ケチらないようにした方がいいと思う。