あげまんであっても、あげまん一人じゃ対処できないよこれ。

一個の肉体でしかないあげまんが上げられるのは、男一人。
あげまんに持ち上げられた結果、高い地位、収入に相応しくなるよう、
男が「自力」で内面成長させていけば、もしかしたら、男の血縁も
男の志に引き寄せられて、上昇気流に乗ってける場合もあるけどね。

この場合、あげの力が滞りなく発揮されていたとするなら、
カスがあげによって充実し、カス男は兄嫁にとって魅力的に映った。
彼女がいる男に、自分も結婚しているのに、平気で不倫するのはサゲ。

兄も弟も、サゲ思考をする女が魅力的に見えてしまうというのは、
兄弟の親から上の一族の体質がすでに澱んで、女を見る目が歪んでるから。

汚濁一族全体を綺麗に浄化できるほど、あげ一人の運は無尽蔵じゃない。
自分と結婚した男一人なら助けられるけど、汚濁底なし沼から抜けることを
男自身が望んでいないので、あげまんは男をあげきることが出来ない。

せいぜい、上から引っ張りあげ続けて男が頭までドブ沼に漬かることを防ぐ、
鳥の雛のように餌を口まで運んであげる、それぐらいしか男に出来ない。
あげの気力が尽きて男を諦めた時点で、男の命運はジ・エンド。