>>273
「フィジカルトレーニング」=「筋肉トレーニング(ウエイトトレーニング)」ではありません
おっしゃられるように筋肉肥大を目的としたウエイトトレーニングは骨の成長が止まった、男子は15歳くらいから女子は14歳くらいからで充分です。
では何がオンコートで行われるフィジカルトレーニングとして必要かと言われれば、
あくまで判りやすい例えですがラダートレーニングです。
「そんなの毎回練習でやってるよ」と言われるコーチや親御さん多いと思いますが違います。いつもやってるラダーは「準備運動」であってフィジカルトレーニングではありません・・・。
フィジカルトレーニングは「ゲームの中の」「どのプレーの」「どの動きを強化するか」を選手側も意識して「正しい動きで」「何回もしくは何秒行うか」と数値目標を持って行わないと意味ありません。
そこまでやっているスクールだったらちゃんとフィジカルトレーニンングを行っているといえます。
じゃあ数あるフィジカルトレーニンングの中のどれがテニスに必要なトレーニングかと言うと
ここではとれも伝えきれませんので、知りたい人は日本テニス協会S級コーチの神谷勝則氏の書かれた「テニス練習メニュー200」(池田書店)などの指導書を読まれると良いと思います。
この本の200の練習メニューのうちの「コーディネーション」「フットワーク」「トレーニング」の部分を読んでください。
この本の全体の三分の一がフィジカルトレーニンングに該当するメニューだと思いますので、ボールを打つ技術と同じくらいフィジカルトレーニンングが重要だと日本テニス協会は認識していることがよく判ります。
あえて筋肉トレーニング的なもので必要とすれば、ゴムチューブを使ったトレーニングですが、これは筋力アップというより怪我防止を目的にして行います。
ちなみにチリッチの18歳のころのコーチはボブ・ブレットさんで、ブレットさんのジュニア指導の考え方が日本テニス協会のジュニア指導要領に生かされています。