その選手の能力が高ければ、多少時代が進んでも通用するんじゃないかと考えています。

ベッカーやレンドルのイメージで80年代後半は「パワーテニス到来」、って印象がありましたけど
エドバーグやビランデルなどはどちらかというと技で勝負するタイプでしたし、
パワーテニスが圧倒的に優位ってわけでもなかったですからね。
85年といえばコナーズはすでに33歳、引退を視野に入れる年齢でしたし
マッケンローは引退宣言をするなどテニスへの情熱が衰えたころでしたから(テータム・オニールの影響と言われた)。

「○○のテニスは古い、だから通用しなくなった」、と、どうしてもそのように、語られがちでしたが
「テニスのスタイルが古すぎて通用しなくなった」という例は、実際のところあまりないように思われます。
ケガなり加齢なりモチベの低下なり、何らかの理由で「その選手が弱くなった」というケースがほとんどだと、個人的には思っています。
強い選手は多少の変化には大抵、適応できるものです。
フェデラーやナダルは時代の恩恵もある程度あるでしょうが、フィジカルメンタル面ともにうまくケアしてやっているのがすごいと思いますね^^

ボルグはウッドラケットで復帰し惨敗したので、「古すぎて通用しない」というイメージに拍車をかけたかもしれません。
道具は古い、歳は取っている、あの復帰は成功するはずもありませんでした。