ITF、プロテニス選手の数を大幅削減へ
1万4000人から1500人に
国際テニス連盟(ITF)は、プロ選手の数を
大幅に削減するなどし、同競技における下位レベルの改革を図ることを発表した。
プロ・ジュニアレベルのテニスを管轄するITFの3年間に及ぶ見直しは、ツアーで生計を立てるのに成功しているプレーヤーの数が極めて少ないという点に加え、選手の高齢化が進んでいることを明らかにした。
現在プロレベルの大会で争っている選手の数は約1万4000人に上るが、獲得賞金がないプレーヤーは全体の約半数を占めるという。
こうした状況を受け、ITFの理事会はプロ選手の数を男女各750人に減らす。
ITFのデビッド・ハガティ会長は
「昨年プロレベルで競技した選手の数は1万4000人を超えるが、これは単純に多すぎる。
ジュニアからプロへの移行や、より手ごろにプレーできる環境、そして大会費用の問題に対応するには、抜本的な変革が必要とされている」と述べた