確認しなくても、面が上向きになってればボールを打って振れば振るほどホームランになるし
明らかに下向きになってればネット連発するし、最適な面の角度になってればちゃんとコートに入る。

貴方の今のテニスの環境、レベルが分からないけど、例えばスクールにいるオバちゃんとかでグリップと腕の角度でラケット面が少し上向きに当たって軽いスライスのフラットを打ってる人に、
いくら「いいスピンを打つのにもっと前腕の回内を使って下さい!」って言っても、面が上向いてる状態で回内を使ってもauto量産するだけでしょ?

逆に言えばジュニアのグリグリに厚いグリップでスピン打つのが得意な人に、そのままの面で上から下にスイングしたらスライス打てる、って言ってもネット連発するでしょ?

よくフェデのグリップとかスロー動画とかあるけど、フェデなんかはグリップは少し厚めのイースタンくらいに見えるけど、手首を背屈してラケット面がインパクトでほぼ垂直に当たってるんで
前腕を回内するとラケット面がキレイに回ってボールにトップスピンが掛かってる。今のトッププロは少ないけど、デルポトロなんかは身長ある分珍しくイースタン気味に握って、割と古典的な運ぶスイングに見えるけど
自分でラケット持ってみると分かるがイースタンで回内を積極的に使うとラケット面が左右に首を振る方向に動くでしょ。
薄いグリップでフェデみたいな横振り回内スイングをすると逆にラケット面の向きが左右にズレるんであんまり積極的には使えない。

インパクト時のボールとラケット面の角度は錦織みたいな厚いグリップでもフェデでもナダルでもデルぽでも同じ。

ただ確か古い文献でラケット面が1度変わると2mだか4mだか飛距離が変わるとかだっけな?とか言うくらいシビアなものだから
「今どの角度になってるか?」とか意識する必要はないし意味もないし、むしろ言語化するとオカシクなるのでしちゃダメ。

ある程度やってるとガスケみたいにちょうど打ちやすいグリップに勝手に握り変えちゃう。

えーっとね、文字で書くと長くなってウザいとか言われちゃうけど、一番簡単なのが自分でボールを手出しでそれをコンチネンタルで打ったり
そこからイースタンに変えて、さらにセミウエスタン、ウエスタン、フルウエスタン、更に裏コンチとかグリップを変えながら打ってみるの。
ボールがどこ飛んでくかとか気にしないでフレームショット上等で兎に角打ってみる。

フォームも気にしない。ていうより気にしたらボール飛ばない。
裏コンチなんかはオープンじゃないとボール打てないし、コンチでオープンスタンスなんかはやっぱり打ちにくい。

これコーディネーションのトレーニングでもあるんだけど、逆にグリップを色々変えるとそれに釣られてスイングも変わって来たりインパクトしやすい位置も変わる。
意外とテニス歴長いスクール生とかの方が出来ないんだけど、ジュニアなんかは数球打つとまあそれなりに飛ぶんだよね。

プロが左右に振られた時のチョップスライスとかも同じことで、あれなんかほぼバックイースタンで打ってるようなのもあるけどこういうので感覚磨いとくと意外と簡単。

ちなみにサーブでも同じ練習が出来る。まぁサーブはセミウエスタン以上に厚いのはちょっと肘痛めそうになるけど、フォアイースタンでアドサイドから隣のコート目がけてボール飛ばすと回内の厚い当りが感じられるし、
バックイースタンで打ってなんとかサービスボックスまで飛ばそうとすればスライスなりスピンなりの回転が勝手にかかる。