中学生の時に、あるプールに遊びに行ったけど、海パンだけ前日洗濯して干したまま持っていき忘れた事に更衣室で気づいた。帽子はすぐに手洗いして前日中に乾いて、タオルはストックがたくさんあって先に準備して肝心な海パンの事を忘れてしまった。どうしようと思ったら、更衣室の前にレンタルコーナーがあることに気付いてすぐに数百円で男水着をレンタルしてすぐに広いプールの中を遊泳した。
しばらくすると延長料金がかかりそうな事を思い出し、更衣室に戻った。かなり混んでいたので自分のロッカーの前が開くのを待って、タオルを体にこすりつけて、すぐに下着に着替えて、そしてプールバックに全てをぶちこみ身支度をした。
そのせいで、お腹が痛くなったので、ギリギリでゲートを飛び出て、外の公衆トイレをバタバタしながら探して飛び込んだ。
無事に用を足し終えて、帰宅したが、洗濯機に入れてる途中でレンタル水着をそのまま持ち帰っていたことに気づいた。
プールは遠くて近くに寄る機会も無さそうだったので、かつての自分は、記念にその水着を取っておくことにした。
時が過ぎ、ステイホームがきっかけで、しまいこんでいた物を再び手に取ったら、その水着が出てきて、改めて見ると生地が少しくたびれて、シンプルなデザインであるが、私の中での思い出の品であることに感銘を受けた。