世界的な流行でも、日本で刺青は御法度。世界標準に合わせる必要はない。

そもそも日本でイレズミは、社会で公序良俗に反するものという意識であり、
だから独特の美意識を育ててきた。
世界でも日本でも、イレズミが大ブームになっても、
やはりまともな人は見える箇所にイレズミは入れない。 

東京五輪を控えて日本は、外国人観光客を「おもてなし」で迎える準備に忙しい。 
そして標識看板までご親切に伝統を壊している。 
しかし海外に行く時の基本は「郷に入っては郷に従え」だ。

残念ながら
日本でタトゥー入れてるような連中は犯罪者が多いのは事実。
まだまだ認知には時間がかかるのはしょうがない。

どれ程ポジティブをアピールしようが、刺青は刺青。
それは『オレは他の人とは違う』というアピールであり、
そこに肯定的な意図を見るか、否定的な意図を見るかは様々だろうが、アピールの意味は変わらない。

『髪を金髪に染める』と似たようなものだ。
それに対して社会がどれくらい寛容か、というのは、
その社会が決めることで、他国の風習に合わせるべき必然性は無い。

白スーツ、金鎖、サングラスだとヤクザに見える、というのと同レベルで、
タトゥー見せて歩いている奴はチンピラに見える、ということ。
そしてそれはおそらく、世界中どこでも変わらないと思う。

タトゥーを『個性の表現』と言うが、何故タトゥーでなければならないのか。
むしろ『タトゥーを入れない奴は個性的じゃない』という強要、コミュニティからの圧力、没個性なんじゃないか。
『個性』とか言う人は、そこまで考えるべき。