「1948年のリベンジを!」
これは日本水泳連盟の某常務理事が五輪代表壮行会で満員の辰巳の観客へ向かって発した言葉。

敗戦国として五輪(1948年ロンドン大会)へ参加すことすら許されなかった当時の日本人選手たちの無念さを晴らしに行ってくる、
という意味だったはずだ。

その言葉は国の歴史を背負って戦う立場の人間として心の底から出たものじゃなかったのか。
大勢の観客の前でカッコつけたかっただけか。

本来ならエントリー可能な全ての五輪種目に対して考えうる最強の布陣で臨み、
全ての選手たちが死力を尽くしその結果でもってロンドンの空に日本の国力を誇示して帰ってくる
それが役員たちを含めた「ロンドン五輪選手団」たちの使命になって然りだろう。

ところが今どうだ?
なんだか訳の分からない独自基準を使って出場枠を返上するだのしないだの、挙句は調整目的でエントリする予定だっただの
いったい何をしたいのか何をしに行くつもりだったのか、全く意図が分からないよ。
1948年の・・・苦い歴史を踏まえた気高い選手精神はどこへ消えたんだ。

言ってることとやってることが全然違うぞ、自分でも分かってるだろう。
選手たちがそれなりの結果を残したとしても、反省文はしっかり書いたほうが良いぞ。
男1フリの選手たちに対しても、FINAに対しても、他国に対しても。