プール管理者とのやりとり (その2)
B市民プールにて:そろそろ帰ろうとプールの水から上ったとき、若い監視員が寄ってきて、帰りに事務所に寄って下さいと遠慮勝ちに言いました。
「おや、おや」と思いながら事務所に行くと、若い係員が出てきて言うには、彼は私の褌姿をギャラリーから見ていたというのです。その結果、悩んだというのです。
何故なら、私の泳ぎはプールサイドでの姿も含めてどこと言って他の泳者の迷惑になるようなところがなく、初めて見る水褌に対し、プール管理者としてイエスと言ってよいものか、それともノーと言うべきか判らなくなってしまったらしいのです。
私は私の泳ぎが古式泳法であることを述べ、それが徳川時代から現代に連なる歴史的存在であること、先人が創り出した水褌の文化は決して消えることなく、連綿と後代に引き継がれて行くに違いないことなどを述べたのです。
その結果、「水褌で結構です」ということになりました。めでたし。めでたし。