>>584
ああその感覚分かるような。

高校の時の女子水泳部のキャップが本当に水が好きだったみたいで、
体育の水泳授業の時もお得意の潜水75メートルを披露してくれた。

ある時おずおずと「そんなに長く潜水していて苦しくないですか?」と聞くと、
笑いながら「潜水は苦しいに決まっているじゃん。その苦しさに耐えて前進するのがいいのよ!」
と一蹴されたw

何でも父親が昔のダイバーだったみたいで、小さい頃から潜るのは生活の一部で当たり前だったらしい。

高校卒業後は親戚の実家かなんかに帰って水産関係の仕事をしていたみたいだが、
一時期町起こしの手伝いがどうとかで、マリンガールしていた。
一回だけ見に行った事があるが、アトラクションの凄さに涙が出てきた。
「お魚さんやイルカさんと一緒ならどんどん息が伸びるんです」
「死ぬ気になって頑張れば潜水100mや息止め5分くらい出来ます」
「心臓の音が頭に響いて、耳の奥がキーンと鳴るうちはまだまだ余裕です
もう息を絞り出すだけ絞り出して、マジきついって思ってからも30秒くらいは粘れるものです
苦しいと思っているうちはまだまだ。
酸欠で頭がぼーとなって何が何だか訳わからんくらい、
向こうの世界が見えてくるくらいまで頑張らんと限界じゃあないよ
気合い足りないとぼーっと失神してしまうことあるけどそれって超恥ずかしい。
ほんまもののダイバーは水飲んで頭キンキンしてでも最後まで気合いかけとくもんやとお父さんが言ってた」

凄まじい発言連発でびっくりの連続だった。


今回の震災では行方不明になってしまったと風の頼りで聞いた。
最後の最後まで気い抜かずダイバー魂全うしたのだと信じたいです…