貴景勝、優勝決定戦での変化に批判も優勝インタビューに評価の声「グッときちゃった」【大相撲秋場所】
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かど番だった大関貴景勝(27)=常盤山=が本割で関脇大栄翔を破り、優勝決定戦では東前頭15枚目の21歳・熱海富士を下し4度目の優勝を決めた。優勝決定戦では平幕力士を相手に立ち合いで変化を見せたことに批判も相次いだが、優勝インタビューでの発言を評価する声も上がった。

優勝決定戦の直後にはNHKテレビで解説を務めた舞の海秀平さんが「勝つにしても、立ち合いで一つ当たってほしかった。相手は平幕だから受け止めてほしかった」とコメント。ネット上でも「大関なんだからしっかり受け止めなくちゃ」「予想通りの最悪の決まり手」「勝つことよりも大事なことありますよ」「この相撲じゃ横綱になれない」などの批判が飛びかった。

だが、表彰式途中の優勝インタビューで「絶対負けられないという強い気持ち」で臨んだときっつぱりと語り、変化について聞かれると「右差しを徹底して封じようと思った。ああいう形で決まるとは思わなかったですけど、きちっと集中して自分のやるべきことをやりました」と狙いを明かした。さらに破った熱海富士について「将来必ず強くなると思います。そのために自分は壁になれるように強くなるだけだと思います」と語った。

序ノ口として初めて土俵に上がった思い出の九州場所での綱とりに向けて熱い思いも語ったインタビューが終わると「貴景勝のインタビュー…だいぶ熱かった」「今まで見てきた幕内最高優勝インタビューで屈指の良さ」「優勝インタビューが素晴らしすぎてグッときちゃった」「インタビュー聞いたらやっぱり貴景勝応援したいと思うんだよな」との声援が沸き上がった。