>>120
若乃花勝は、1996年(平成8年)11月場所と1997年(平成9年)1月場所を11勝(同点)、14勝(優勝)と2場所連続優勝もしくはそれに準ずる成績を残しながらも、理事長から横審への諮問がなかった。優勝を逃しての11勝は優秀な成績とはいえないとの見方もあり、この頃には「綱獲りは原則的に優勝する事が起点」という相撲協会の態度が定まっていた。