勝南桜が、昔、場所後のタニマチとの打ち上げのときに、親方から「『もう1勝します』と言え」と言われたときに、即座に言わなかったのが全てを物語っているんだよ。
その台詞を言われたときにも、成績を発表されながら入場するときに、タニマチから「皆勤賞」と慰められたときも、「なんで俺がそんなこと言われなきゃならないんだよ」というような憮然とした表情。
親方をにらみつけているような感じのときもあったよね。本当に笑顔一つ見せずに、歌も嫌々歌わされているような感じだったわ。
もうね、自分のことを客観視できずに、批判も慰めも全て自分への攻撃にとらえるところに、こいつの人間性がよく出ているよ。

つまり、勝南桜とはそういう男なんだよ。
以前は取材に応じていたくせに、だんだん応じなくなってきた。
自分が玩具にされているということが気にくわないのかもしれないが、そうであれば、昔も取材に応じるべきではなかったよね。

入門の経緯にしてもしかり。
素直に、今まで高校進学せずにニートしていました、運動神経悪いです、でも相撲が好きなのでどうしても相撲取りになりたいですと言っていたなら、まだ救いがあった。
ところが陸上の研究だの、四股や摺り足が有効だと分かったからだの、訳の分からない屁理屈を並べて、陸上のために相撲部屋入りしたのも印象が悪すぎる。
まあ、それについては、式秀も相当やばいとしかいいようがないがな。
俺が親方の立場なら、「相撲をなめるな」と言って門前払いしていたがな。