日本相撲協会の定める新型コロナウイルス対策のガイドラインに違反した大関朝乃山関について、
地元富山市の呉羽地区自治振興会が寛大な処分を求める署名活動を行い、賛同者が1万人近くに
及ぶことが28日、分かった。

関係者によると締め切りの同日までに約8500人が集まり、追加で千人ほどの署名が発送されたという。

署名は嘆願書とともに6月上旬にも相撲協会に郵送で提出される予定。

27歳の朝乃山関は禁止されている期間に不要不急な外出をしたことを認め、大相撲夏場所を途中休場した。
協会は6月にも臨時理事会で処分を協議する方針で、厳罰が予想される。
7月の名古屋場所はかど番で、出場停止になれば大関から転落する。

振興会関係者は「生きている間にもう一度、朝乃山の相撲を見たいというご老人もいる。
どうして休んだのかと泣いてしまう子どももいる。朝乃山にはそれだけのことをしたことを自覚してほしい。
何とか再び土俵に立つチャンスを与えていただきたい」と願うように話した。