陸上競技をするために、独自の筋肉トレーニングをして、その過程において相撲の四股や摺り足が有効だということを知って、実際に試みて手応えを感じ、相撲部屋に入門することにした。
これが勝南桜の入門までの経緯だが、全く素直さがないな。
陸上に人生を賭けるかのように(※表向きの理由ではだが)高校進学さえしなかったのに、陸上のトレーニング中に四股や摺り足が良いから相撲の世界に入りますって、意味不明過ぎて驚くわ。
相撲部屋に入れば確実に太るように食わされる。
勝南桜が「専門」としていた中長距離走では太ることは禁忌だ。
マラソンや駅伝の選手を見ても分かるように、全員が骨と皮だけのごとく痩せている。
何をしたいのかが理解できない。
それまでも「独自」のトレーニングとやらをしていたのだから、それを貫いて四股や摺り足も独自でトレーニングをすれば良いのに、なぜか相撲部屋入りしてまで四股や摺り足をする。
陸上に人生を賭けるなら、実業団に拾ってもらえるように、各地でのマラソン大会に出場したりするものじゃないのかい?
そしていつまでもメインであるはずの陸上の世界に戻ろうとしない。

一体彼は何をしたいんだ?