今場所もこちらに各段劣敗を。

幕内:琴勝峰(2-13)
豊昇龍、王鵬ら錚々たる面子が揃う平成11年世代のトップランナーとして番付を駆け上がってきたが、今場所は幕内上位で初日から11連敗など大苦戦した。まだこれからの力士なので、次に上位進出する頃には今よりもずっと強くなっていると信じている。

十両:錦木(4-11)
琴勇輝も同じ成績だが錦木は直接対決に敗れたため劣敗に。錦木は眼鏡の似合う30歳。前頭2枚目までいって鶴竜や豪栄道を破ったこともあるが、令和に入ってから勝ち越したのは1回のみ。来場所は十両最下位近くで正念場になりそうだ。

幕下:佐田の豪(1-6)
今場所の幕下は全勝もいなければ全敗もいないという珍しい展開になった。幕下1勝6敗で番付最下位の佐田の豪は成績を見る限りこの1年くらいで急成長し、ついに幕下昇進を果たした
21歳だが、新幕下では大敗、跳ね返された。まだ若いので、今回の大敗にめげず上を目指してほしいところ。

三段目:武蔵海(0-7)
今年4月で40歳になる大ベテラン。入門したときに武蔵丸は大関、武双山は関脇で出島は新入幕、雅山は入門すらしていないことに驚きを
感じる。幕下を73場所も務めているがこの数年は三段目在位が長くなり、ついにその三段目でも全敗してしまった。

序二段:若箭原(0-7)
先場所番付に載って初めて勝ち越し、親方に信じられない、びっくりだとコメントされていた15歳。相撲人生は始まったばかりだし、今場所の全敗を糧に、時間がかかってもいいから大きく羽ばたいてほしい。

序ノ口:勝南桜(0-8)
改名したけどやはりいつものはいつものであった。一応結構粘った取り組みもあったようだが、彼の生涯4勝目は一体いつになるのやら。