100年前の「相撲風邪」はスペイン風邪だった。
スペイン風邪は日本ではいつ、どのようにして起きたのか。最初は1918年4月だった。
3人の力士が台湾巡業の際、謎の風邪に感染し、亡くなった。台湾は当時、日本の統治下にあり、
大相撲の巡業先だった。ほかにも20人以上の力士が同じような病気で倒れた。かつてない異常事態だった。
その後、謎の風邪は、本土に戻ってきた力士から、相撲界に広がった。さらに軍隊などでも患者が増えた。
「相撲風邪」と呼ばれ、話題となった。これがスペイン風邪だった。