稀勢の里 場所前「相撲って楽しい。やめられないですよ」と話していた…豊ノ島明かす

 かつて稀勢の里と出世を争った十両・豊ノ島が16日、引退を表明したライバルとの思い出を語った。
15日夜にLINEで引退を伝えられ、豊ノ島から電話。「本人はすっきりした感じだった」と振り返った。
 場所前には琴奨菊とともに田子ノ浦部屋に出稽古し、稀勢の里と数年ぶりに相撲を取った。「自分の感想は強かった。こんな強いんじゃんって思った」と印象を口にした一方、
稀勢の里から「相撲って楽しいですね。やめられないですよ」と言われたことも明かした。

 横綱の「重さ」を肌で感じた豊ノ島だったが、本場所が始まると横綱は3連敗と力を出し切れずに終わった。豊ノ島は「進退とゆうのが重圧だったのでは」と持論を述べた。

 プロ入り当時の稀勢の里について、「バケモンみたいな15歳」と振り返り、「1日1日経つごとに強くなってなんだこのバケモンって。
(同年代の)琴奨菊と2人で10代関取もあるねと言っていた。そしたら17歳で関取ですから」とエピソードを披露した。
 同じタイミングで新十両となり、一緒に食事も行く間柄となった。その時には「当時は早く僕らに追いつきたいと、2人の背中追って頑張ってきたと言ってくれた。
そしたらあっとゆう間に追いつかれて、あっとゆう間に背中を追うことになった」と思い出して笑った。

https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2019/01/16/kiji/20190116s00005000208000c.html