稀勢の里は玉鷲に何もできなかった。自ら一度、突っかけて不成立となっての2度目の立ち合い。幕内屈指の出足を誇る相手の右ののど輪、左のハズ押しに後退した。いなしにもついて来られ、力なく土俵を割った。
支度部屋では「アーッ」と短く声を上げて悔しさをにじませ、その後は無言。8場所連続休場明けの今場所は、白星を四つ先行させて折り返した横綱。昨年11月の九州場所以来の後半戦は、進退を巡り正念場の土俵になる。
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