新十両・貴公俊が付け人を支度部屋で暴行 危機管理委調査へ

 大相撲の東十両14枚目、貴乃花部屋の貴公俊(たかよしとし、20)が18日、春場所(エディオンアリーナ大阪)8日目の取組で敗れた後、
支度部屋で付け人に暴言を吐き、複数回、顔などを殴打していたことが目撃した関係者らの話で分かった。
 日本相撲協会は貴公俊と付け人の両者から聞き取りをするなど調査を始めた。

 関係者によると、殴ったのは5、6発で、付け人は顔が腫れ、口の中を切って顔からだらだら血が流れており、
支度部屋のトイレで吐血。支度部屋の入り口には、血痕が残っていたという。
理由は、付け人が貴公俊に土俵下に向かうように伝えるタイミングが遅れたためとされる。
目撃者の説明では、支度部屋にはその様子を見ていた力士がいたが、止めた力士はいなかったという。

 貴公俊は今場所が新十両。十両貴源治(20)の双子の兄で、
元横綱日馬富士の傷害事件の被害者で3場所ぶりに出場している十両貴ノ岩(28)の弟弟子にあたる。

 貴乃花親方は今場所、2日目まで会場に出勤せず、協会から指示があった後は会場に現れているものの短時間しか滞在していない。
この日も会場に現れたものの、貴公俊の暴行があったときにはすでに会場を後にしていた。
場所前の9日には、協会の一連の傷害事件の調査内容や処分を「重大な疑義を生じさせるもの」として
内閣府に告発状を出していたが、自らの弟子の場所中の暴行発覚により一転苦しい立場に追い込まれた。

http://news.livedoor.com/lite/article_detail/14451175/