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花田優一が語る父・貴乃花親方への思い(インタビュー抜粋)
父の姿
そもそも、靴職人になった流れにも、もちろん、父親の背中が深くかかわっています。
父の姿がまさに僕が憧れた職人像だったんです。
そういう空気を吸って育ったので、自分もそうなりたい。
誰しも、何か仕事を選ぶ時が来る。それが僕の場合、会社員ではなく職人だったんです。
これは、きれいごとでもなんでもなく、スポーツのいろいろなスター選手がいたとしても、
あこがれは父しかいなかったんです。.......

父からの条件
ボストンに留学する前に、父には「職人になりたいです」と話しました。すると、父からは
「学校の成績、教科書があってそれを覚えて点数とれる世界で 一番になれないヤツが、
教科書のない職人の世界で一番になれるはずがない」と言われました。
なので、アメリカに行って、まずは良い成績を取ることが職人になる切符をもらうことだと思い、
とにかく勉強しました。アメリカだとトップに入ると学校から表彰されるんですけど、
それをずっと続けて「成績は取りました」と。すると、父は
「筋を通したな。あとは俺が(景子夫人にも)言っておくから」と。
ま、母は職人としての父の苦労を一番近くで見てますから
「まずは大学に行ってからでいいんじゃない…?」とも言ってたんですけど、
そこは自分の思いを貫かせてもらいました。.........