白鵬は昨年の11月場所で40回目の賜杯を抱いた際、
優勝インタビューで「日馬富士をまた土俵に上げたい」と、
暴行事件の加害者をかばった揚げ句、観客に万歳三唱を要求。
暴行現場に居合わせた当事者の身勝手な振る舞いに、
協会やファンを激怒させた。
堪忍袋の緒が切れた横綱審議委員会には、
ヒジ打ち、張り差し
といった横綱らしからぬ汚い取り口を厳しく指摘された。

奇襲に頼った相撲は封印せざるを得なくなり、
1月場所は2勝3敗。
中途半端な立ち合いが目立っていた。

ある親方が言う。

「われわれの間では、
 『腐っても白鵬。次の場所までにはうまく調整してくるはず』
 といわれていたが、思ったより“重傷”かもしれません。
 近年の白鵬は、立ち合いでの奇襲に頼りすぎていた。
 そのせいか、立ち合いの踏み込みが鈍く、
 本来の形を体が忘れてしまっているように見える。
 衰えをカバーするための奇襲だったはずが、
 今では『なければ勝てない』というレベルにまで
 落ちてしまったのかもしれません」

 白鵬は不安があるときに限って
「ここが痛い」「あそこがかゆい」と弱音を吐き、
場所前から予防線を張ることが多い。
今回も同様だと、多くの力士、親方衆はみている。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180209-00000019-nkgendai-spo