理事会後の会見における、高野利雄・危機管理委員長(元名古屋高検検事長)の説明。

 はじめに、これまで当委員会が把握した本件の概要について、ご説明いたします。
本年10月25日の食事会、1次会としますが、これは鳥取城北高校の関係者が秋巡業に参加しました卒業生の力士を激励するために開いたものであります。
1次会には白鵬、日馬富士、鶴竜の3横綱のほか、照ノ富士、貴ノ岩、石浦、そして高校の関係者も参加しております。
したがいまして、モンゴル出身者だけの集まりではありません。

 (貴ノ岩が)9月の場所中に都内の飲食店で当時、休場していた力士がその飲食店にいたということで苦言を呈しました。
その苦言の呈し方によって(貴ノ岩の言い方が)これは粗暴な言い方だと、その場にいた客と口論になりました。
1次会の終わりごろに、そのことについて白鵬が説教を始めましたが、その場は日馬富士が
「休場している力士にそういう注意をすることは正しいことですよ」「間違っていませんよ」と話して貴ノ岩をかばい、その場は収まっています。

 続いて2次会に行くわけですが、これは1次会を主催した高校関係者が企画し、横綱を誘って、2次会の会場に行きました。
この2次会は事前から決まっていたわけではなく、1次会が終わった後に決まった話であります。
1次会に参加した者約20名ぐらいだと思いますが、ほとんどが、この2次会の会場に行きました。
もっとも、この事件が起きた現場の個室には白鵬、日馬富士、鶴竜、照ノ富士、貴ノ岩、石浦のほか、高校の関係者ら約10名が入りました。