それはないなあ
展開が場所の最終盤に向かうにつれて全て読めるモンゴル場所のなんというつまらなさよ
平成10年代は、琴錦の平幕優勝を皮切りに、24場所後の朝青龍初優勝まで実にのべ12人
琴錦→千代大海→武蔵丸→武蔵丸→出島→武蔵丸→武蔵丸→武双山→
貴闘力→魁皇→曙→武蔵丸→曙→貴乃花→魁皇→貴乃花→魁皇→琴光喜→
武蔵丸→栃東→武蔵丸→武蔵丸→千代大海→武蔵丸→朝青龍
の順番で優勝する戦国時代だった。武蔵丸が9回、魁皇が3回優勝しているが
武蔵丸も12勝3敗で連覇するなど安定性がなかった。毎場所誰が優勝するか読めなかった。
それはそれは楽しい時代だったよ。「え、ホントに今場所曙優勝すんの」みたいな。
気がつけば琴錦が11連勝誰も敵わない、若乃花優勝と思ったら千代大海、曙優勝と思ったら出島、
両横綱が初日負けたと思ったら3敗で相星決戦、引退するんだろうなと
思ったら優勝した、優勝したと思ったら引退した、休むと思ったら出て来て優勝した、
中日で既に1敗と2敗が平幕の3人だけ、優勝→休場→優勝→休場する大関がいる、
全勝の横綱を大善が破る、大関から連続して2人落ちる、全勝の千代大海が海鵬相手にツルンとこけて1敗、
7場所ぶりに出て来た貴乃花が12勝2敗で相星決戦、
それに勝った武蔵丸が、静かに「去年から、ずっと心が痛かった」とインタビューで告白する。

エピソードだらけだよ。
今は朝青龍が引退してからずっと、途中で、ああ今場所は◯◯が優勝なのね、と
分かるからな。勝ち負けは予想通りになるし。つまらない事この上ないよ。
特に親玉の白鵬が出場してる場所な。今場所は豪栄道も好き勝手相撲取ってるし
若手も生き生きしてる。
白鵬に腹いせで腕折られて白鵬戦やる気なくしてた千代大龍が好き放題言いながら勝ち進んでるのが皮肉めいてて面白い。