日馬富士 貴ノ岩に暴行疑惑 ビール瓶で殴打、右中頭蓋底骨折
2017年11月14日 06:30
https://m.sponichi.co.jp/sports/news/2017/11/14/kiji/20171114s00005000046000c.html

 横綱・日馬富士(33=伊勢ケ浜部屋)に、幕内力士への暴行疑惑が浮上した。
関係者によれば、10月26日の鳥取で行われた秋巡業後の酒席で、東前頭8枚目、貴ノ岩(27=貴乃花部屋)をビール瓶で殴打し負傷させたという。
貴ノ岩は福岡市内の病院に入院。
九州場所を初日から休場しこの日、「脳振とう、左前頭部裂傷、右外耳道炎、右中頭蓋底骨折、髄液漏の疑いで全治2週間」の診断書を提出した。
相撲界は長年、暴力問題の再発防止に取り組んできただけに、疑惑の究明が急がれる。

 またもや相撲界を醜聞が襲った。
関係者の話を総合すると、日馬富士は鳥取巡業の打ち出し後、後輩のモンゴル出身力士を集め宴席を持った。そこに貴ノ岩も同席。横綱はその際に酔って貴ノ岩に絡み、さらに態度が気に入らないという理由で、近くにあったビール瓶で思い切り殴打したという。

 貴ノ岩は秋巡業後に11月5日から9日まで福岡市内の病院に入院。
負傷箇所が頭部ということもあり、九州場所を初日から休場した。
診断書によれば、状態が安定すれば復帰も可能とされているが、途中出場は厳しいとみられ、来年1月の初場所は十両に転落する見通しだ。 
この日、日本相撲協会に診断書を提出した師匠の貴乃花親方(元横綱)は
「診断書に書いてある通り。
本人の体調が悪いということ」と説明するにとどめ、暴行疑惑については「ノーコメント」とした。

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大相撲九州場所2日目 風呂から上がり厳しい表情の日馬富士 Photo By スポニチ