RXは賛否が分かれそうではあるが
存在感抜群のスタイリングと
手堅く端正にまとめられたインテリアについては、
プレミアムセグメントらしさは十分以上であった。
また静粛性の高さはトップレベルで、
良路におけるフラット感も素晴らしいものがあった。
半面、ドライブフィールは退屈で
「今、自分は上等なクルマを動かしているのだ」という実感に欠け、
また乗り心地についても少し路面が荒れていたりアンジュレーションがきつかったりすると
途端に良さが失われてしまう傾向が顕著であるなど、
プレミアムセグメント失格と
思えるような部分も少なからずみられた。