現在、白鵬には4人の内弟子がいる。
初めて内弟子となったのは、鳥取城北高1年生で高校横綱となるなど19のアマタイトルを獲得し2012年3月場所で、幕下付け出しでデビューした大喜鵬(現・山口)。


 2人目は同高相撲部監督の息子で、2013年1月初土俵、今場所新十両に昇進を果たした石浦である。

 山口と石浦は中学・高校の同級生。山口は春日山部屋への入門が内定していたのを、白鵬が城北高監督の後押しで口説き落としたといわれる。
一方の石浦は、白鵬が監督に「絶対に関取にする」と確約して内弟子にとった。

 その後、白鵬は2013年の初場所初土俵の原田に続き、同春場所でも鳥取城北高OBの谷川山を4人目の内弟子として入門させている。

「今や白鵬は、有力な力士供給源である鳥取城北ルートを掌握しただけでなく、
12人の力士が所属する宮城野部屋の中に、事実上自分を含めた5人の“白鵬部屋”力士を抱えている。

 宮城野親方は白鵬の内弟子たちには何も指導できない。部屋は分裂状態です」(相撲ジャーナリスト)