「電子音楽・イン・ジャパン」 難波弘之による批評
http://www.jstage.jst.go.jp/article/jaspmpms1997/4/0/4_0_71/_article

キリがないので第1章の批評だけ抜粋。

だが、ここで著者が述べる楽典的知識はまるで誤りであり、多くの誤解を読者に与えるだろう。
著者は、全音、全音音階(Whole-tone scale)、全音階(diatonic-scale)、 オクターブの基本解釈すら誤っているにも拘 わらず、12音技 法まで説 明しようとする。
こうした記述 は控えるか、他に監修者を立てるか、専門の執筆者に依頼すべきであった。
また、シンセサイザーの基本機能や録音・編集技法に関しても、技術的な面で、同様に不可思議な記述が多い。