書いちゃお むかし見たフランス映画。舞台もフランスのどこか


主人公は10才くらいの大人しい少女。表情も乏しく、学校のクラスにいまいち馴染めず
リカちゃん人形みたいな人形を常に持ち歩いて心の拠り所にしている。

両親は仲が悪く、仕事もせずブラブラしている父親のかわりに母が毎日忙しく働く日々を送っていた。
たまに母方の祖母の家に預けられている少女は、仕事を終えた母親が迎えに来たとき「ずっとおばあちゃんの家にいたい」と伝えるが母は真剣にとりあってくれず、聞き流されてしまう。
実は少女は、仕事が忙しい母親の目の届かないところで父親から性的虐待を受けていた。

ある日、学校の遠足で海辺に来た少女はやはりクラスに馴染めず、一人で周辺の散策にいく。
そんな中、海辺から少し離れたところに停まっている一台のトレーラーを発見。中に入り座席の裏に隠れて遊んでいると、運転手が戻ってきてトレーラーが発進してしまう。
少女は車が動いていることに気づいたが隠れた続け、しばらく走ったところで座席の裏から様子を伺おうとしたところ、ルームミラー越しに運転手のおっさんとバッチリ目が合い、存在に気付かれてしまった。

おっさんは少女の存在にかなり驚いている様子だが、怒って車を停めたりはせず、無言のまま少女にそこから出てくるよう促す(運転しながら顎で助手席を指す)。座席の裏から助手席に移動した少女に名前を聞くが、少女は「わたしの名前は…」と途中で言葉を切って名前を言おうとしない。この時点でだいぶ夜だったのと街から離れていたため、おっさんは少女を車からつまみ出すことを諦めてそのまましばらく車を走らせる。

外国からきたおっさんはフランス語がわからず、英語で少女に話しかけ自分の名を名乗る。少女は多少の英語はわかるらしく、おっさんの話に英語で返事をしたりしなかったりしていた。
会話の流れで父親の話になったとき、少女は今まで誰にも言う事の出来なかった性的虐待を身振り手振りでおっさんに打ち明ける(持っていた人形を使ったジェスチャーがかなり直接的でキツい)。
おっさんは少女が父親から受けていた扱いを察し、「なんてこった、最悪だ…」とうなだれ、ショックを受けていた。