根本の全盛期、サブカル内に表立って根本ぎらい根本批判を表明するものが存在しなかった事が不思議。
ひねくれてる事をアピールしたり毒舌を気取るような者ほど根本には心酔していた。
同時に、飄々とした達観型の連中も根本にハマっていた。
状況優先の単なるアマノジャク的な根本批判すら無かった。

「神様の愛い奴」や不動産屋関連の諍いなどから内輪揉めが始まり、根本にとっての磁場が狂い始めた。
過去の言動がバッシングされようがされまいが、仕事の依頼が激減していた事に変わりはないだろう。
みうらじゅんは自分の仕事が無駄であることを強調するが、少なくともキッチリ儲けに還元する才覚だけはある。
根本のように経済が切迫すると「無駄の中にある宝」など探す暇も根気もなくなる。

でも「実は嫌いだった」「あれはおかしいと思ってた」と、根本のターゲットにされた人物以外が後から言うのはなんか違う。