「本日の雑談D」 飛鳥新社 小林よしのり・西部邁 P187~190

西部 血液型占いというものもありますけど、僕は、それとはちょっと別の感想を持っているんです。
   実は、僕は血液型の話を案外するんです。というのも血液型は、A、O、B、ABの4分類でしょ。
   しかもA、Bについては言えば、AO型、BO型があるわけで、つまり6分類あるわけですね。
   けれどもこれまでの知識人で、社会でも個人でも、あれはああだ、これはこうだと分類する時、
   6分類してるような人はいないんです。昔であれば、ネクラ、ネアカだとか、マル金、マルビ。
   今であれば、勝ち組、負け組と、ほとんど2分類なんです。
   そうであれば6分類というのは、もの凄い分類だと思うんです(笑)

小林 ところで、血液型占いって当たるの?(笑)わし、ひところスタッフの血液型を調べたことあるんだけど、何にもあたらないよ。

西部 じゃあ、小林君の血液型、当ててみましょうか?・・・・・・O型でしょ?

小林 えっ、なんでわかるの?

西部 それは小林君の声と話し方を聞いていると、O型だと思いますよ。

小林 わし、実は50になるまで自分はA型だと思っていたんだ。わしは芸術家タイプだからA型だ、
   A型だから几帳面だと思っていたんだ。O型なんてアホだぜ、お調子者だぜ、と思っていたんだ(笑)

西部 僕はAOでしてね。ものを書くときはAを使って、酒を飲むときはOでやっています(笑)
   ところで僕は以前、世界の天才の血液型というような文章をどこかで読んだことがあるんですけど、
   天才の血液型の7割がO型で、ついでに言うと水瓶座なんだそうです。ですからO型は凡庸どころか、
   天才の可能性大ありなんだそうですよ。