『ラモーンズを観る』

生活倉庫という大手リサイクルショップが近所に出現し、そこでボブディランのCDを発見した。
別段のめりこんだ記憶もないのだが、ライクアローリングストーンの文字に懐かしさを感じ、さらに80円という値札に共感をおぼえ購入。
以来、たま〜に聴いてる。
ボブディランは鍋料理に合う――などとまあそんな講釈をたれながら穏やかな時間を過ごしていたら、酒が進むにつれ無性にラモーンズが聴きたくなった。
正確にいうと、鍋をつつきながらラモーンズを観たくなった。
ビデオをセッティングして間もなく1、2、3、4!とDD。
焼酎のウーロン割りをちびちびと啜っていたはずが、気がつけばギターがアンプにつながれ、電撃バップが鳴っている。
グラスが倒れ、ポン酢が飛び散り、豆腐がつぶれ、箸が転がり、おれも転がり…
ジョーイもDDもいなくなり、ジョニーも末期がんらしい。
が俺の中ではいまだ若々しい。再確認した夜でしたね。