「憧れのジーメンで編集後記を書かせてもらえるなんて夢みたい。
そんなボクにトキメキが次々と到来。その1。編集部から新宿に
行く途中に、初老の女のホームレスがいるんだけど、そいつに
罵詈雑言を浴びせられたの。先日は「昆虫が絶滅したのはお前の
せいだ!」なんて断言されて、うろたえました。完全な狂人に会
うのは父方の叔母(父の葬式で奇声をあげて暴れる等)以来だから
ドキドキ。思わずナイフを彼女の側にそっと置いときました。
 その2。編集部近くのめしや丼に、コクのあるフレグランスを
撒き散らすワキガ男が働いているのです。その香りとマリアー
ジュしたカルビ丼は、素敵なサムシングに変貌。アムステルダム
で摂取した大麻やLSD以上の飛びに、幸せな気分になれました。
ワキガ男が飲食店で働けるのなら、元ハメ撮りカメラマンのボクも
国家T種公務員試験に合格できるかも?と希望が持てました。」