高級自動車メーカーの独メルセデス社が、2023年12月から米国内で自動運転レベル3(条件付き運転自動化)が可能な車両の販売を既に開始しており、現時点でカリフォルニアとネバダの2州で計65台がDMV(道路管理局)に販売登録されていることがこのほど判明した。

個人向けレベル3自動運転車の販売としては、メルセデスがアメリカ勢を出し抜いた形。テスラですらレベル3は展開できておらず、同社を率いるイーロン・マスク氏に先行した形だ。

テスラは「完全自動運転」(Full Self-Driving)という英語を略した「FSD」という運転支援ソフトを有料展開している。ただ、自動運転レベルは「レベル2」にとどまっている。