<東証>LIXILなど住宅設備関連が安い 中国の不動産開発投資が低迷

(12時55分、プライム、コード5938)LIXILが6営業日ぶりに反落し、午後に前日比43円50銭(2.3%)安の1817円50銭まで下落した。
中国国家統計局が15日午前に発表した中国の1〜7月の不動産開発投資は、前年同期比8.5%減少した。
1〜6月(7.9%減)から落ち込みが拡大し、中国向け売上高の減少懸念が住宅設備関連株の一角の重荷になっているようだ。リンナイ(5947)やTOTO(5332)も安い。

 一方、中国の不動産市況には底入れの兆しもある。
ある国内シンクタンクの研究員によると、2022年半ばには地方政府レベルで不動産の引き締めについて緩和の動きがみられ、今年は中央政府も緩和にかじを切る方向に転じてきているという。
同研究員は「中国の大都市では今年後半から貧困地域の再開発や低所得者向けの住宅建設が予定されており、不動産開発の統計も今後は改善していきそうだ」とみていた。