掲示板ざっと見返してたけど、
ベネトクラクスがDFP-10917よりよい成績を出しているというのは風説の流布だよ。

実際の記事はこちら。

アザシチジンにベネトクラクスとマグロリマブを併用すると高齢や不適格または高リスクAMLと新たに診断された患者において高い寛解率を示す

ベネトクラクスとアザシチジンの併用療法を受けるAML患者はフロントラインで高い寛解率を得るが、最終的には再発する傾向があり、再発/難治性AMLの生存率は非常に低い。Daver医師が発表した別の研究でマクロファージの「私を食べないで(don’t eat me)」シグナルを遮断する抗CD47抗体であるマグロリマブを併用療法に追加する治療を研究した。現在進行中の第2相試験に、新たにAMLと診断された患者、ベネトクラクス治療歴のない再発/難治性AML患者およびベネトクラクス治療後に再発/難治性AMLとなった患者から成る様々なタイプのAML患者48人が参加した。

新たに診断された患者の完全寛解率と血液学的完全寛解(CR/Cri)率は、TP53変異を有するフロントライン患者の完全寛解率64%を含み、それぞれ64%と76%であった。再発/難治性でもベネトクラクス治療を受けていないAML患者のCR/CRi率は63%、ベネトクラクス治療後に再発/難治性AMLとなった患者は27%であった。1回目と2回目の投与以降に起きる貧血は試験参加者によく見られる副作用だが、管理可能であり、ベネトクラクス、アザシチジン、マグロリマブの併用は、新たにAMLと診断された高齢患者や集中化学療法に適さない患者に特に有効であることが明らかになった。
「既存のベネトクラクスとアザシチジンの併用療法にマグロリマブを追加する療法は、新たにAMLと診断された高齢患者や不適格患者を対象としたランダム化多国籍第3相試験で評価します」。