しかし株主にとっては特殊ケースな破綻だな…

民事再生法だから株主や取締役の地位には影響しない
裁判所が100%減資を裁可するには債務超過でなければならないが、レナウンは資本超過だから該当しない。
裁判所の資本査定で債務超過になることはあるが、ここは償却資産の大半が償却済みで、債務超過になることは考えにくい。

なら会社更生法の適用ができるかといえば、更生計画の可決には株主の同意が必要で、大株主が山東如意の現状では不可能。

破産手続きに移行することはできるが、その場合は本当にレナウンが無くなってしまうから関係者全員にとって最悪の選択になる。

一番素直なのは山東如意は新スポンサーに保有株を売却した上で、新スポンサーが第三者割当増資で運転資金を注入する方式になるが、そう上手くいくのだろうか…