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「スマートフォンゲームは今、レッドオーシャンを超えたブラックオーシャンになっている。
新規タイトル(作品)を出してもすぐに消えてしまう」

大ヒットゲーム『パズル&ドラゴンズ』を手掛けるスマホゲーム大手ガンホー・オンライン・エンターテイメントの森下一喜社長は、
7月末の決算説明会で、スマホゲーム市場の厳しさをそう表現した。

主要企業の7割は減益・赤字に
森下氏は数年前から同様の発言を繰り返してきたが、いよいよスマホゲーム市場の“ブラック化”が本格化してきた。
それを象徴するのが、スマホゲームを展開する主要24社の直近四半期(3カ月間)の業績である。
全体の75%にあたる18社が前年同期比で減益、もしくは赤字となった。

直近1年は、新作の不発が目立つ。
昨年7月以降に配信が始まった日系タイトルのうち、トップ30にランクインしたのはわずか2つだった。
コロプラの馬場功淳社長は8月初旬の決算会見で、「当社も他社も新規タイトルが当初の期待に届かないか、届いても長続きしなくなっている」としたうえで、
「ユーザーの遊ぶ時間が既存タイトルに取られ、新規タイトルに回っていないという理由もあるが、主因はわれわれが新しい遊びを提案できていないことではないか」と分析している。
新作のヒット率が下がる一方で、ゲームに求められる品質は高まり、開発費の高騰が止まらない。
黎明期は1億円以下が多数だった1本当たりの開発費は、今や5億円以上になることも珍しくない。

売り切り型のゲームとは違い、運用にも人手と費用がかかる。
別のスマホゲーム会社幹部は「コストに比例して、収支のハードルも年々上がっている。
今はオリジナルで月商3億円、IPモノなら5億円のタイトルを毎年コンスタントに出して、ようやく採算が合う」と難しさを語る。


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各社売上

渡辺 拓未 : 東洋経済 記者 09/30
https://toyokeizai.net/articles/-/240051
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