<いつかの再掲>

ちょっと聞いた話し挙げておく

数年前から中国進出してる大手企業が 多い中(米・欧・日本)で収載薬剤を 保有する現地企業を買収して進出する ケースが
手っ取り早いという事で中国で 営業をしている企業の間の懇談会での話し。

普通、33省自治区の内で保険収載された 場合は数社で各省の入札を競うのが 当たり前だそうだ。 2009年の新設に2012年
の改正の時もそうだが 保険収載される薬剤というのは国民全員が 必要とされる大衆薬を低価格で提供される 目的でおこな
われるのが目的。

だから収載薬剤とは 大衆薬という事と低価格という事が前提。 それが基本なのだから大衆薬のジェネリックを 数十社で開
発しているのが現状で入札競争で 低価格の高品質を選ぼうという主旨な訳。

だから中国33省自治区を5社で分け合うとか 多い時は9社で住み分けるのが普通。それなのに 今回は大衆薬でない「ピルフェ
ニドン」が 収載されてそれもジェネリックも存在して ない期間に収載された事は異例中の異例だ そうだ。

武田も収載薬品を抱える中国の企業を買収 して中国進出をした訳だが収載薬剤の 入札省は33省中のごくわずかな省だけ。 全省
とはあり得ない話しなのだ。 収載される薬剤には中国の漢方薬 が主流であり化学製剤はそう多くない。 痛め止めや熱さましなど
の薬価の低い大衆薬を 数十社で住み分け5省や6省を無事に落札して 売上を伸ばしている現状をGNIは高価な ピルフェニドンを
全省で独占1社という快挙に 他社は驚きを隠せなかったらしい・・・

50万人前後の疾病の薬・・ 競合薬(ジェネリック)がない・・ そして33省自治区全体の11省の落札・・・


この快挙は今までの中国の収載事例を 破る結果となったそうだ。中国進出で 集まる懇談会でそういう話が出ていたので GNI社の
今後の売上を相当に注視して るみたいだよ。中国で難病の開発を加速 するかしないか方向転換する事例になる 重要課題みたいだか
ら頑張ってね。

ちなみに中国でのピルフェニドンの収載は 難病の新薬を開発する企業を応援する一貫 であえて今期に「初の」収載という事らしい。
新薬開発を促進させる(開発費用の回収も含む)

さぁ大手企業も注目してきてます。 GNIの難病薬が独占でどこまで売れるか 他者は興味深く見てますよ。