4日

◎安藤ハザマ社員2人、除染費不正の起訴内容認める=東京地裁

時事通信
 東京電力福島第1原発事故の除染事業をめぐる不正受給事件で、詐欺罪に問われたゼネコン準大手、安藤ハザマ<1719>社員の
山下雄一(48)、茂呂吉司(50)両被告の初公判が4日、東京地裁(吉田勝栄裁判官)であり、2人は「間違いありません」と起訴内容を
認めた。
 検察側の冒頭陳述によると、同社は2013年に福島県田村市から除染事業を受注したが、対象面積が減り委託料の減額が見込まれた。
このため、山下被告らは宿泊費を水増しするなどした領収書を下請け業者に偽造させたという。
 起訴状によると、2人は15年7〜8月、宿泊費を水増しした実績報告書を田村市に提出し、約7600万円を詐取したとされる。