日銀決定会合、大規模緩和政策を維持
2018/10/31 12:09 日経速報ニュース

 日銀は30〜31日に開いた金融政策決定会合で、短期の政策金利をマイナス0.1%、長期金利である10年物国債金利をゼロ%
程度に誘導する金融緩和策(長短金利操作)の現状維持を賛成7、反対2の賛成多数で決めた。金利操作のための国債買い入
れについては、保有残高の増加額が「年間約80兆円をめどとしつつ、弾力的な買い入れを実施する」とした。
 国債以外の資産買い入れ方針については、上場投資信託(ETF)の保有残高を年約6兆円、不動産投資信託(REIT)を年約
900億円に相当するペースで増加するよう買い入れることなどを全員一致で決めた。