中国のPC大手レノボ<0992.HK>、他社への出資ないしは買収交渉を確認

[香港 11日 ロイター] 世界第4位のパソコン(PC)メーカーである中国
のレノボ・グループ(連想集団)<0992.HK>は11日、出資あるいは買収に
向けて、他社と交渉の初期段階にあることを確認した。
 同社は、交渉相手の企業名を明らかにしなかったが、現段階で正式な
交渉には発展していない、と述べた。
 富士通<6702.T>の関係者によると、富士通はドイツの電機大手シーメン
ス<SIEGn.DE>とのコンピューター合弁会社「富士通シーメンス・コンピュー
ターズ」(FSC)のPC部門売却に向けて、ここ数ヶ月、レノボと交渉している。
 一方、ブラジルのメディアは、レノボが同国最大のコンピューターメーカー、
ポジチーボ・インフォルマチカ<POSI3.SA>の買収に関心を示していると伝
えていた。
 10日のレノボ株は、出資交渉のうわさが好感され、26.6%急伸した。